【人生100年時代】長生きする人間と短命になる企業【キャリア形成】

人生100年時代

不確実性の時代に我々はどのように生きるのか?

という擦りに擦られたテーマと、書き出して始まる今日の記事ですが、
先日『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』というベストセラー本を今更ながら読みまして、
(そうなんです、人とは別の方向に歩きたがるカッコつけあまのじゃくです)

改めてキャリア形成とか生き方とか、
そんなありふれたテーマを悶々と考えてみたので、
1つ記事を書いてみようと思い立ちました。

読書は苦手だけど、難しい本を読んだ気になりたいよ。
という方はこの記事自体は2分くらいで読めると思うので、
さーっと、よんでみてくださいね。

長寿命化する個人と短命化する企業

長寿化する個人
さてまずは今日本ではどんなことが起きているのか、
っていうのを整理していこう。

長寿大国ニッポン
長高齢化社会

こんな言葉はきっとあなたも聞いたことありますよね?

そうなんです。

今のニッポンは世界トップクラスのおじいちゃんおばあちゃん大国です。
これは裏を返せば日本の環境が優れているということね。

食事に困ることもないし、
生活保護のようなセーフティネットも充実してる。

加えて、医療技術もトップクラスときたわけ。

そりゃあなかなか死ねないよねって話なわけだ。

一方で企業の寿命は?

東京商工リサーチによると、2018年に倒産した企業の平均寿命は23.9年とのこと。
つまり成人してすぐ、23歳〜24歳くらいで死んでしまってるということね。

そんな中僕が注目したのは、
2018年の倒産企業で、業歴30年以上の老舗企業の構成比は32.7%(前年比1.5ポイント上昇)だったということ。

これはビックリ。

てっきり企業の倒産なんて、
生まれてからすぐの赤ちゃん企業ばかりだと思ってたのよね。

ところがちゃんと見てみたら結構な歴史のある会社も
30%以上は潰れちゃってるらしい。

今後はより諸外国とも近くなって、
アジアの勢いのある新興国とバチバチやっていくことを考えると、
ますます企業の寿命は縮みそうだ。

我々は100年近く生きて、70歳とか80歳まで仕事するってのに、
困った話です。

キャリア60年くらいを見積もった時に
1つの企業では20年ちょっとしか働けないことを考えると、
3つとか4つとか仕事を変えていくことがカンタンに想像できちゃうわけ。

ヒトは何かと固定したがる生き物なんだ〜変身資産という考え方〜

生き方の固定
僕がこれまで何度も主張をしてきた
(別に俺だけじゃないけど)

「終身雇用は完全にオワコンだよね」

ということは
上記の事柄からも完全に裏打ちされる事実として認識した方が良さそうだ。

それでもヒトは何かと固定化したがる生き物だと僕は思っていて、

  • 住む場所もマイホームとか言って固定したがるし
  • 転職は嫌だと働く場所も固定したがる
  • 家族も1つに固定したがるし
  • 友達も古い地元の友達とかで固まりたがるよね

他にもたくさんあるんだけど、
ヒトという動物はそういう習性があるんじゃないかって考えてる。

でもこれは脳科学的にも証明された話で、
何か新しいことをやろうとすると人間の脳みそはフル回転するらしいのよね。
だから疲れちゃう。

そんで普段は全然脳みそを動かしてないらしい。
脳みそもサボりたがってるんだ。

だから僕らは意識をしていないと

・毎日同じ職場に行って
・毎日同じルーティンで生活をして

というような感じで、
いわゆる「職場と家の往復」状態が作られちゃうんだと思う。

そこでLIFE SHIFTの中で紹介されていた考え方が、
『変身資産』というもの。

変身資産とは、人生の途中で変化と新しいステージへの移行を成功させる意思と能力のこととのこと。

これをもうちょっと具体的に分解していくと、

  1. 自分について良く知っていること
  2. 多様性に富んだ人的ネットワークを持っていること
  3. 新しい経験に対して開かれた姿勢を持っていること

これらが必要になるみたいです。

特に僕が注目したのは「人的ネットワーク」の部分。

これって結局自分が所属している環境に依存するところなのかなーって思うんですね。

さっきの例で言うと
ずっと地元の友達と付き合っていれば
考え方とかモノの価値観とか
固定化されるじゃないですか。

別に地元の友達とつるむのが悪いってことではなくて、
「固定化」されているのがあんまりよろしくないってことね。

新しい人に会い続けて、
新しい環境に飛び込み続けることができれば、
ここの変身資産が蓄えられて、
変化に強いヒトになれるんじゃないかなって思うわけです。

もっと流動的に。雇用という感覚が溶ける時代

雇用 流動 
それでは少し話を戻して、
この人生100年時代という事実をキャリア形成という文脈に当てはめて話をしてみたいと思う。

ここで問題になるのは1つの企業に勤めていても、
自分のキャリア人生よりも先に
企業の方が死んじゃう可能性の方が高くなってるってこと。

実際に社会人として働くのが50年〜60年と仮定した時に、
そんだけ長いこと繁栄している会社を見つけるのって本当に難しいよ。

今まで会社の看板で仕事をしていた人たち、
これまではよかったかもしれないけど、
これからはどんどん自分の看板が早期死亡してしまう可能性がありますよ、
ってことを今回の記事では1番伝えたい。

そもそも「雇用」という概念自体が
結構「固定化」のもたらした産物だなあと思っていて、
基本的には長期間勤めることを想定して企業側も労働者側も雇用契約を結ぶケースが多いですよね。

事実「雇用」という考え方は少し全時代的な発想になりつつあって、
今はジョブ単位で仕事を請けるフリーランス人口も増えてきて、
企業に属するというよりもプロジェクトに属するという働き方が増えてきて、
仕事の概念が再定義されている傾向にありますよね。

それこそ僕自身もデザインやシステム開発の仕事とかは、
案件ベースでフリーランスに投げることがほとんどですし、
実際新規の方とも「クラウドワークス」や「ココナラ」といった、
プラットフォームを活用することで簡単に出会える時代です。

日本のフリーランス人口は年々上昇していて、
今では5人に1人がフリーランスであると言われています。

アメリカではもっとフリーランス人口が高くて、
現状だと40%弱はフリーランス。

2020年には労働人口に占める50%がフリーランスになる、などと言われてるみたい。

会社の看板を掲げ続けるより、
自分の看板を掲げちゃった方が圧倒的にコスパよくないか?

っていう話なわけですね。

別に起業しろって言ってるわけじゃない。
それこそフリーランスとしてゆるゆる生活してもいいと思うし、

会社に勤めながら副業をして、
パラレルワーカーとして生きていくという選択肢もあると思う。

今選択肢ってのはすごい広がってる。

「デジタルノマド」
「パラレルワーカー」
「ギグワーカー」

いろんな働き方があるってことを知ってもらいたい。

キャリア形成にしても生き方にしても
どんどん流動的になっているし、
おそらく今後も目まぐるしく変わっていくと思うんだけど、

大事なのは”新しい経験に対して開かれた姿勢を持っていること”。
変身資産を意識しながら生きていけるといいですねっていうお話でした。