先月末に開催されていた香港MEGA SHOWという展示会にBuyerとして参加をしてきましたので、
アウトプットも兼ねて、
MEGA SHOWとはどんなところか?
展示会参加に際してどういった準備が必要か?
そして私が持ち帰ってきた成果についてお話ししていこうと思います。
Contents
香港MEGA SHOWとは
香港で開催される国際展示会で、年2回香港のコンベンションセンターにて開催をされます。

画像の通りで、ジャンル毎に日程が分かれていて、
MEGA SHOWでは例年Part1とPart2に分かれて開催をされています。
Part1ではクリスマスに向けた商材や、ギフト商品、キッチン関連の商材や
おもちゃゲームなどの商材(こちらもクリスマス向けといえばクリスマス向けですね)などのカテゴリが出展されます。
一方Part2では文具をはじめとしたステーショナリー関連、
ギフト&トラベル関連、そしてバスルーム関連商材が出展をされます。
今回私は日程の都合でPart2の方に参加をしてきましたが、Part1の方が例年多くのメーカーが出展をしているので、
特に狙っているカテゴリがないようであれば、Part1から参加してみると良いのではないでしょうか。
ギフト関連の出展は幅広い商品ジャンルから商品発掘を行うことができるので、オススメです。
国際展示会に参加するメリットとは?
ここでMEGA SHOWに限らずではありますが、国際展示会にBuyerとして参加するメリットについてお話ししていきたいと思います。
私が考える国際展示会に参加するメリットは以下の通りです。
この辺りでしょうか。
順に説明していきますね。
商談までのスピードが早い
国際展示会に参加すると当たり前の話ではありますが、
メーカーも販売代理店や、取引先を探すためにお金を払ってまで展示会に参加をしてきます。
つまり我々はお客さんのような立場でメーカーと交渉をすることができるんですね。
通常海外のメーカーと交渉するまでは、
良さそうな商品を見つける
↓
メールやTEL等でコンタクトを試みる
↓
メールベースでヒアリングや条件交渉を行う
というステップを踏んでいきます。
文字に起こすと一見簡単そうに見えますが、
すべての海外メーカーが取引先を探しているわけではありません。
当然海外への進出を考えていないメーカーもあるわけですし、
いきなりメールなどを寄越してきたよくわからない日本人からの連絡は通常スルーされます。
よっぽどタイミングがバッチリ合う時でないと、
メールの返信をもらうことはむずかしいでしょう。
一方で海外展示会へ参加すると上述の通り、
取引先を探しているメーカーが一堂に会しているわけです。
個別に1メーカー毎メールでやり取りをするよりも大幅に時間短縮することができます。
多くのメーカーと一度に商談をすることができる
時間の短縮だけでなく、海外展示会へ参加すると複数のメーカーと一度に交渉をすることが可能です。
1回展示会へ参加すると少なくとも10社とは交渉をすることが出来るでしょう。
これも時間の短縮に繋がるわけなんですが、
1社とやり取りをしていて、100%商談がまとまることは難しいです。
しかもその商材を国内でテストマーケティングにかけた時に
思っていたような反応を得られない可能性も十分考えられます。
その場合に保険ではないですが、幾つか並行して案件を走らせておくことによって、選択肢を多く持つことが出来ます。
1社に絞って交渉を進めてしまうと、
交渉不成立や商材が当たらなかった時に全てが倒れてしまうというリスクを伴います。
従ってリスク分散ではないですが、ギリギリまで多くの選択肢を持って、
最適な商材を絞り込むことができるように複数のメーカーと並行交渉することが重要です。
返信が来るかわからないメール攻勢では、選択肢が狭くなりがちです。
そこで展示会へ参加することで、多くのメーカーと一気に交渉をしてしまいましょう。
思わぬ発見があって視野を広げることができる
これはあなた自身の視野を広げることで、
あなたの予想もしていないような商品と出会うことを指します。
輸入代理店ビジネスでは商品との運命的な出会いを果たす時が稀にあります。
商材情報をインターネットで主体的にリサーチをしていてもやはりあなた自身のバイアスがかかった状態でのリサーチなので、
あなたの想像の範疇を超えた商品と出会うことは難しいです。
一方展示会では参加するだけで様々なカテゴリのメーカーが出展をしており、
会場内を歩くだけで多くの商品と出会うことが可能です。
またブースの周りにどの程度人が集まっているかを観察することで、
注目度の高さも伺い知ることができます。
海外展示会でBuyerにブースを囲まれる商品は国内の展示会に出展しても同じような現象を起こす可能性が高いです。
また偶然出会った商品の類似品などをその場でスマホでリサーチをしたりすることであなた自身の知識や見識もどんどん広がっていきます。
これまで取り扱ったことにない商品ジャンルの取り扱いを広げることで、
より一層収益の安定性をもたらすことになります。
国際展示会に参加する際の準備とは?

まずはパスポートや海外旅行保険など、
一般的な海外渡航にまつわる準備はしておきましょう。
ビザの獲得は短期の滞在であれば求められることが少ないですが、
念のため渡航先でのビザの要件も調べておきましょう。
そして飛行機のフライトチケットやホテルの手配は早めに済ませておきましょう。
展示会近くになってくると価格の高騰とそもそもチケットが取れないとなってしまうと参加すらできなくなってしまいます。
最低限まず渡航ができる状態にはしておきましょう。
その上で持って行った方が良いのが海外Wi-Fiです。
展示会会場でその場でスマホを使ってリサーチを行ったり、
移動中に調べ物ができたりと何かと便利です。
商品リサーチ等は必要?
最悪商品リサーチなしでも、展示会は複数日程で行われることがほとんどですので、
1日目〜2日目は商品を見て回りその夜に、ピックアップした商品や、類似品が国内でどの程度売れているかなど、現地でリサーチを行うことも可能です。
もちろん時間が取れる人はある程度事前にリサーチをしておくに越したことはありません。
見ておいたほうが良いポイントは以下の2つです。
これは輸入した商品を国内でどのように展開することを想定しているかに依存するのですが、
持ち帰ってきた商品をAmazon等でネット小売してしまうのは勿体ないです。
せっかく輸入ビジネスに取り組んでいるのであれば、
卸売やクラウドファンディングなどにチャレンジをして大きく稼いでいくことをオススメします。
今回参加した成果について
所感としてはまずサニタリーやバスルーム関連の商材はやはり難しいと感じました。
なぜなら上記の商材は総じて大きく、重いものばかりで輸入する上で送料が利益圧迫することが容易に想定されるからです。
加えて日本のトイレ製品は世界一の品質を誇っていますし、バスルーム関連もしかりです。
圧倒的に品質が違うので日本市場ではとてもじゃないけど勝負できないと判断しました。
事実今回SANITARY&BATHROOMカテゴリでは1社とも商談を行っていません。
一方やはりGIFT&TRAVELでは面白い商品をいくつか発掘することができました。
やはり初心者で特に狙いがない方の場合には、GIFT関連から攻めることをオススメします。
現地でサンプルを頂いたり、料金表を送付してもらったり、
情報は手元にそろいつつあるので、ここからは国内でプロモーションや営業をかけていくフェーズです。
せっかく参加して入手してきた商材情報を無駄にしないように、
むしろここからの動きが重要になってきます。
また皆様へご報告ができるものがあれば、シェアさせて頂ければと思います!
