ヤフオク無在庫輸入が規制?かんたん決済のキャンセルで入金がされない!【ヤフオク規約改悪】

ヤフオク 規約改悪

2017年から2018年にかけてメルカリ無在庫転売大流行の後に、
メルカリ大規制の波がやってきましたね。

その後メルカリで無在庫転売を行っていた人は
ヤフオクへと一気に流れていきました。

それもそのはず、ヤフオクでは業者取引OK。

基本出品者と落札者間で問題は解決してくださいと、
ヤフオクはこれまで免責、取引不介入の立場を一貫してきました。

それが2018年3月末にヤフオク規約が変更になり、
2018年夏から入金前のヤフオクの審査が厳しくなってきた傾向があります。

そのため、私の周りでも

「売上金として計上されていたものが、
突然キャンセルとなり入金がされなくなってしまった!」

「商品の発送を行ったにもかかわらず、
取引が勝手にキャンセルにされてしまって
無償で商品を発送する形になってしまった!」

といった声を多く聞くようになってきました。

これまで詐欺まがいのことや、
実際に詐欺案件も多発していたヤフオクが
いよいよ本格的に購入者保護の方向に舵を切りはじめました。

とはいえ、我々は特に詐欺をしているわけではないので、
やることをやっていれば特に害を被ることはありません。
(多少業務の工数は増えるかもしれませんが・・・)

そこで今回はヤフオク規制改定に伴い、
新規制の内容と、その対策について解説を行っていきたいと思います。

2018年版!ヤフオク規約の改定内容は?

ヤフオクの規約変更の背景としては、
メルカリやラクマなどのフリマアプリの台頭があります。

ユーザーがヤフオクからメルカリに流れる中で、
ヤフオクも規約変更だけでなく様々な施策を打ち出しています。

以下はその一部抜粋です。

・オークションだけでなくフリマ出品を推すように
・出品料を無料へ変更
・有料会員化が必須であったところ、フリーユーザーも利用できるように(落札手数料は10%)
・従来落札時に出品者へ売上金の入金が行われていたが、受け取り確認後に出品者への入金がされるように規約変更
・決済方法をYahoo!かんたん決済に統一(従来銀行への直接振込も可能)

端的に言ってしまうと、ヤフオクがメルカリ化しているような印象です。

そのような規約や方向性の変更の弊害とも言えるでしょうか。

出品者にとっては少々運用が難しく頭を悩ませるような事態が発生しています。

それはYahoo!かんたん決済が運営の審査により勝手にキャンセルをされてしまい、
購入者へ商品代金の返金がなされる、というケースです。

ヤフオクの取引において入金までの流れは以下の通りです。
ヤフオク規約変更

商品落札

購入者からの入金(資金はYahoo!へプールされる)

Yahoo!のかんたん決済内容の審査

商品発送通知

購入者の受け取り通知

Yahoo!から出品者に売上金が支払われる

しかし、2018年夏ごろからYahoo!による取引への審査が強化されて、
商品が到着していないなど購入者から連絡が来ていた場合には、
決済自体がキャンセルされて、
Yahoo!から購入者に商品代金の返金が行われるという事態が発生しています。

落札者も気付かない? Yahoo!の独壇場と化したヤフオク

単純に商品が未着で購入者からの要請により、
商品代金が返金されるのであれば問題はないのですが、

今回のケースで私が問題視しているのは、
かんたん決済がキャンセルになっていることを

購入者も出品者も気付かないまま
商品が到着して取引が終了してしまうというケースです。

というのもここでいうYahoo!かんたん決済キャンセルの流れですが、
かんたん決済審査の基準は完全ブラックボックスになっており、
取引の途中でYahoo!からのメール1通のみで通知がされます。

キャンセルメール

普段ヤフオクの販売を行っている人であれば分かると思いますが、
日々大量のメールがヤフオク関連だけでメールボックスに届きますので、
常にメールボックスは溢れている状況です。

そんな中でメール1通だけでは中々検知するのも難しいです。

当然落札者も一度代金を支払っているので、
よもや支払った代金が返金されているとも気付きません。

では、なぜこのような事態が起きているのか。

かんたん決済審査の基準とはいったい何なのか。

公式にYahoo!から発表されているものではないが、
理由については次の章で考察していこうと思います。

Yahoo!かんたん決済キャンセルの理由

上述の通り、詳細の審査基準などは公開されてはいませんが、
おそらく次に挙げるようなことが原因であると考えられます。

・購入者がYahoo!へ商品未着の連絡ができるようになったから
・追跡番号が付いていないから
・高額な送料を設定しているので手数料を徴収できないから

それでは順に解説を行っていきましょう!

購入者がYahoo!へ商品未着の連絡ができるようになったから

普段商品の購入をヤフオクで行わない人は気付いていないかもしれませんが、
2018年3月末のヤフオク規約変更の際にもう1つ変更点がありました。

それは商品落札から8日目から取引ナビの画面にYahoo!への未着報告フォームが設置されたことです。
ヤフオク 商品未着報告

しかもYahoo!からは連日受け取り連絡をしてくださいと
執拗にメールが購入者の元に届きます。

届くメールの中には受け取り連絡をしないと、
自動的に出品者へ代金が支払われるので注意するようにと
煽るような文章が記載されています。

そのためこちらがいくら説明しても、
不安な気持ちが煽られている状態なので、
Yahoo!への未着連絡をしてしまう、という流れですね。

購入者からYahoo!へ未着連絡をしたところで
Yahoo!が行うのは出品者に自動メールを送るだけ。

こちらが我々の元へ届くYahoo!からの自動返信メールです。
ヤフオク 自動返信メール

やり方があまり綺麗ではないので、これってどうなの?

と出品者側からすると思うのですが、
Yahoo!からするとそれは知ったこっちゃありません。

購入者の元に商品が届いていないという事実だけが残るので、
未着の事実はYahoo!かんたん決済の審査に強く影響していると考えられます。

追跡番号が付いていないから

2つ目の理由として追跡番号が付いていない発送連絡はあまり効力を持たないようです。

空発送と言って発送期限が近づいている為に、
商品を発送していないにも関わらず、取引上では発送したことにする、
ということをする出品者がいるのでなんとも歯がゆいところです。

一方で追跡番号で追跡がしっかりと出来るような発送連絡には信憑性がありますから、
商品未着であったとしても発送自体はされているという証明になりますね。

Yahoo!かんたん決済がキャンセルになっている取引は追跡番号が付いていないものが多いです。

Yahoo!運営からしても追跡番号のない発送連絡は信用に値しないと判断しているようです。

高額な送料を設定しているので手数料を徴収できないから

ヤフオク無在庫出品の傾向として、本体代金では利ざやは取らずに、
送料分で利益を取るような価格設定をしている出品者が多いです。

例えば本体価格で5,000円、送料は1,200円としましょう。
ここで5,000円の送料無料で仕入れができるとすれば、
送料設定をしている1,200円は丸々利益になります。

しかもヤフオクの仕様として、送料には落札手数料がかかりませんので、
利益率を向上させることが出来ます。

しかしYahoo!の運営側からするとこれは美味しくないですね。
しかも実費以上の送料を購入者に請求することはヤフオクの規約で禁止をされています。

運営の実入りが減るわけですので当然ですよね。

しかしヤフオクでは送料2,000円や、
場合によっては10,000円以上の送料を取っている出品者もいます。

確かに海外から重たい商品を発送して
クーリエ業者(DHLやUPSなどの高速発送を可能とする運送業者)を使うと
10,000円以上は平気でかかってくるので、

これが実態と則していないかと言うとそうとも言い切れないです。

しかし商品本体代金から金額を差し引いて
送料に転嫁することも出来てしまいますので、
パッと見では判断がつきません。

しかしYahoo!かんたん決済のキャンセルの傾向を見ていると、
比較的高額な送料を設定している取引はキャンセルが多いです。

ここについてはあくまで仮説の領域を出ませんが、
送料設定が多少なりとも審査への影響を及ぼしている可能性はありそうです。

かんたん決済キャンセルに講ずるべき3つの対策

それではここでかんたん決済の審査が入るようになった上で、
我々はどのように対策をするべきなのか。

主にできることは以下の3点と考えています。

・Yahoo!ウォレットから売上金を随時確認する
・追跡番号をつけた上で発送連絡をする
・落札者への連絡をこまめに行う

それでは順に解説を行っていきますね!

Yahoo!ウォレットから売上金を随時確認する

かんたん決済がキャンセルになると一度売上金として計上されていたものが、
キャンセルに変更になります。

この変更をどこで確認するかというと、
Yahoo!ウォレットの売上金管理のページです。

ここで日々の売上金の状況を一元管理することが可能です。

Yahoo!ウォレット 売上金管理

状態という欄に売上金として計上されているものが、
「キャンセル」と赤字で表示されるようになります。

一度キャンセルになってしまったら、
Yahoo!から再度売上金を請求するのは難しいので、
すぐに購入者へ連絡を取って振込を行ってもらうように連絡を取りましょう。

かんたん決済がキャンセルされればそのあとの決済方法は自由です。

Paypalでも銀行振込でも構いませんので、
購入者さんと協議の上決めて頂ければ大丈夫です。

購入者さんも取引ナビを確認していない場合もありますので、
取引掲示板や、最悪電話をしてしまってもいいと思います。

購入者と連絡を迅速に取ることが大事です。

追跡番号をつけた上で発送連絡をする

これは必ず取り入れましょう。
私自身もこれまでは追跡番号はつけないで発送連絡をすることが多かったのですが、今回の変更を受けて運用を変更しています。

追跡番号の入力は発送連絡の際に可能です。
ヤフオク 追跡番号

追跡番号と配送状況確認ページのURLを記載の上発送連絡を行うようにしましょう。

また購入者への信頼感の醸成にもつながります。

購入者へ連絡を取る際にも
Yahoo!から来たメールのスクリーンショットと追跡番号をもってすれば、
こちらが確実に商品発送を行っていることを相手に伝えることが出来るので、
商品代金の再支払いの交渉もスムーズに進めることが出来るでしょう。

落札者への連絡をこまめに行う

これは全取引に言えることですが、
問い合わせへのレスが早い取引相手はとても安心感がありますよね。

一方で返信が全く無い相手には多少なりとも不信感を感じると思います。

これは今回の件だけでなく、顧客対応の肝の部分になりますが、
顧客対応はレスのスピードでほとんど解決します。

Yahoo!運営から余計なメールが来ようとも、
こちらから適切にご案内を入れていれば、
購入者も迷わずに商品を待つことも出来ますよね。

しっかりと状況説明を行った上で、
この後の流れや商品到着のメドなどを連絡してあげると、
購入者からYahoo!運営へ未着連絡が入ることなく
スムーズに取引をすることが可能になります。

まとめ

少し対応工数が増えてしまいますが、規約が変更になっても
我々がやることが大きく変わることはありません。

詐欺師が困る構図にはなってしますが、
しっかりと商品発送を行っている業者は
適切な対応を行っていれば規約変更も問題ありません。

落ち着いて淡々と対応をしていきましょう。

たださすがに勝手に取引がキャンセルになって、
その通知がメール1本とは中々にシビアな対応だと思いますので、
この辺りは来年にかけて是正はされるのではないかと読んでいます。

とはいえYahoo!さんのプラットフォームを利用させて頂いている立場であることは変わりありませんので、
運営の運用が変更になっても柔軟に対応していくことが重要ですね。

今後も規約等のアップデートがあれば、対応について考察していきますので、
継続してブログメルマガ等チェックしてもらえればと思います。

LINELP